上越市が本庁と13区結ぶテレビ会議システムを導入

新潟県上越市は本年度、木田庁舎と13区の総合事務所などを結ぶテレビ会議システムを導入し、2013年8月31日に実施した総合防災訓練で活用した。

同市は2005年の14市町村合併で、面積が約974平方kmと東京23区の約1.5倍もの広大な自治体となった。災害対策本部会議を木田庁舎で開催する際、特に降雪期には13区の事務所長が参集するのに時間がかかり過ぎるなどの問題もあった。迅速に災害に対応するため本年度、テレビ会議システムを導入した。

13区の総合事務所と木田庁舎、下門前の教育プラザを結ぶシステムで、音声と映像で会議ができるほか、写真や資料の共有もできる。

8月31日の防災訓練では13区の事務所長がカメラ越しに災害対策本部会議に参加し、現場の状況などを木田庁舎にいる市長らに伝えた=写真=。

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市ではこのシステムを災害時の限らず、平時でも緊急の会議や研修会などに活用していく。また将来的には消防本部など外部の防災関係機関との接続も視野に入れているという。