2015年春開業予定の北陸新幹線上越妙高駅の東口、西口に建設される昇降施設工事の安全祈願祭が2013年7月10日、新潟県上越市大和5の同駅東口駅前広場予定地で行われた。駅に出入りするためのエレベーターなどを含む施設で、東口は雪の結晶などをイメージしたガラスブロックのドーム天井の施設、西口には妙高山などを望む展望デッキを備えた施設がそれぞれ設置される。完成は来年9月末を予定している。
昇降施設は同市が設置するもので、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が現在建設している駅舎と地上をつなぐ。
上越地域の代表的な風景などをデザインに取り入れた。東口のドーム天井は、昼は雪の結晶、夜は行燈をイメージ。また線路に沿って長さ170メートルの雁木も設置される。西口は妙高山などを望む展望デッキを備える。
東口施設が12億8415万円で植木・田中・大栄共同事業体が本体工事を担当する。また西口施設は7億7385万円で、福田・高舘・久保田共同企業体が本体工事を行う。
安全祈願祭は施工業者主催で行われ、村山秀幸市長や地元の町内会長、施工業者ら50人出席。神事の後にあいさつした村山市長は「先月には駅名が決まった。施設も市民が誇りを持って自慢できるものにしたい」と話した。
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鉄道・運輸機構によると、駅舎工事の進ちょく率は6月末時点で78%。外装工事が終了しており、内装工事に入っている。完成は来年2月の予定。また今年12月には新幹線の試験走行が計画されている。