上越市の電気工事業「上原工業」が破綻

新潟県上越市春日新田の電気工事業「上原工業株式会社」(資本金2000万円・従業員15人)は2013年5月21日、取引先に通知を出し、弁護士に事後処理を一任した。東京商工リサーチ高田支店によると、負債総額は約1億2000万円が見込まれる。

同社は1971年(昭和46年)12月に創業した電気工事業者で、官公庁や地元大手工場などに営業基盤を置き、ピーク時の1992年6月期には売上高3億4426万円を計上した。しかし、その後の業績悪化で1999年6月期には売上高が1億8252万円に落ち込み、7766万円の赤字を計上して債務超過に転落。その後も実質的に赤字経営が続いていた。

このため、取引先に「再建計画をたてるとしても、一時しのぎにしかならないばかりか、むしろ負債を増大させる状況となり再建は不可能と判断」という内容の通知を出し、弁護士に事後処理を一任した。

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