「写ッセ」今回最後に当面休止 大賞は「嫁祝い」

第7回上越市を彩る写真コンテスト「写ッセ」の審査結果がこのほど発表された。また主催する上越観光コンベンション協会は同コンテストを今回で休止すると発表した。最後の大賞には、新潟市の比後幸舗さんの作品「嫁祝い」が選ばれた。同市の無形民俗文化財に指定されている西横山の子孫繁栄を願った行事を題材とした作品で、比後さんに賞金10万円と牧区のコシヒカリ10キロが進呈される。

大賞に輝いた新潟市の比後幸舗さんの「嫁祝い」
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今回は「上越市を彩る海・山・大地を撮り尽くそう」をテーマに、88人から535点の応募があった。同市北方の岩の原葡萄園を開いた日本ワインの父、川上善兵衛兵衛をテーマにした写ッセ特別賞には、上越市の金子和博さんの作品「初めてのぶどう狩り」が選ばれた。

特別賞に選ばれた金子和博さんの作品「初めてのぶどう狩り」
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写ッセは、上越市の魅力を多様な角度から発信してもらおうと2006年に同市の主催でスタート。同市による行政事業の見直し「事務事業の総ざらい」により、2012年からは主催が市から上越観光コンベンション協会に変わった。休止について同協会では「これまでの検証と今後の考え方を整理するため」としている。

今回の入賞作品は6月14~16日、同市の小川未明文学館市民ギャラリーで展示される。

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