戦国武将ベスト100 最強は上杉謙信に決定!

戦国武将では誰が一番強いのかをベスト100位までランキングした本「日本史上最強の戦国武将は誰だ?」(宝島社・880円)が2013年2月15日に発刊され、新潟県上越市に居城を構えていた上杉謙信が堂々の1位に輝いた。また、同3月15日発行の「戦国『城』ランキング100」(宝島社・1000円)では、同市の春日山城が24位に入った。

sengoku_w

戦国武将ファンなら一度は考える夢のランキングを選考したのは、ライターや編集者の伊勢新九郎、興津庄蔵、左文字右京で構成する「戦国武将審議委員会」の面々。ランキングの順位は歴史的な文献など、あらゆる情報を精査して決めたという。

そのうちパラメーター分析は、武力、魅力、知力、運力、腕力などを数値化したもので、5点満点だが、傑出しているものがあれば10点が付く。

その結果、栄えある第1位は「越後の虎」こと上杉謙信。2位の織田信長を僅差でかわした。謙信率いる上杉軍は、手取川の戦い(1577年)で織田軍の渡河直後を急襲して大勝を収めたことが勝因となった。パラメーター分析では、武力、魅力、知力、腕力が各5点、信仰心が10点となっている。

上越市の居多神社宮司で戦国史研究家の花ケ前盛明さんは、著書「上杉謙信のすべて」の中で、謙信公が生涯で戦った全70回の戦いの分析を掲載し、戦績を43勝2敗25引き分け、勝率を95.6%と判定している。勝率だけをみても、圧倒的な強さだったことは間違いない。

以下、3位がライバルの武田信玄、4位は豊臣秀吉、5位が徳川家康などとなっており、直江兼続は44位、上杉景勝46位、柿崎景家89位。

また、城のランキングは、防御力、規模・収容能力、政治力など5つの観点で10点を満点として評価。50点を獲得しパーフェクトの大阪城が第1位、江戸城が2位、伏見城が3位などとなった。上杉謙信の居城、春日山城は37点を獲得し第24位となった。