3セク破綻で休業の「あさひ荘」 7月に営業再開

新潟県上越市の第3セクターが経営破綻したことで昨年3月から休業している同市大島区田麦の温泉施設「大島あさひ荘」が、2013年7月1日から営業を再開することになった。

市が同施設を運営する指定管理者を公募したところ、弁当宅配や学校給食事業を手掛けるクックライフ(同市頸城区西福島、山田茂社長)1社が応募し、今月5日に開かれた指定管理者選定委員会で出席委員全員から適当と評価された。市は近く開かれる3月定例会に、施設の修繕費用など関連議案を提案する。

再開後の営業形態は日帰り入浴、食堂、宴会で、宿泊は当面行わない。

あさひ荘は市が54%を出資する3セクが運営していたが、近年は利用客減少などで恒常的な赤字体質が続き、昨年3月に自己破産を申請し、営業を停止している。

経営破たん前のあさひ荘の温泉
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