地盤沈下警報発令 地下水使用50%削減を

消雪用地下水の揚水量が増加し、地盤沈下のおそれがあるとして新潟県は2013年1月26日正午、上越市高田地区を中心とする規制地域に地盤沈下警報を出した。

県によると同日午前10時現在、上越市本城町(高田公園)の観測井戸の水位低下量が7.94mで、同市栄町の観測井戸では8.32mと、いずれも警報発令基準のそれぞれ7.0m、8.0mを突破した。このため1月10日に出した注意報を警報に切り替えた。

県と上越市は消雪用地下水を利用している業者や市民などに対し50%の揚水量削減を求めるとともに、あらかじめ定められた計画により、一部の道路で消雪パイプを停止して機械除雪に切り替えたり、散水量を削減する。

警報の発令は4年連続となる。

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高田地区の消雪パイプ
消雪パイプ