高田開府400年へ五郎八姫のゆるキャラ誕生

新潟県上越市にある高田城が慶長19年(1614年)に築城されてから400年となる来年2014年の「高田開府400年」をピーアールするゆるキャラが誕生した。ゆるキャラは高田城を築いた松平忠輝の妻、五郎八姫(いろはひめ)をモチーフにしている。開府400年へ機運を高めようと本町の商店主が企画したもので、「さまざまな商品などに自由に使っていただき、盛り上げていきたい」と話している。

同市では、徳川家康の六男、松平忠輝が高田に城を築いてから400年に当たる来年を「高田開府400年」としてさまざまな観光イベントなどを計画している。これに合わせて今回独自にゆるキャラを企画したのは本町4の呉服店「美しいきものくろかわ」の黒川弘司社長。上越市出身のデザイナーで詩人、絵本作家などとして幅広く活躍する神岡学さんに製作を依頼し、このほど完成した。

五郎八姫は、仙台藩の伊達政宗の長女。ゆるキャラは親しみやすい饅頭型の顔に、着物には高田の桜、周囲には東洋一と称される高田公園のハスをあしらうなど高田のイメージを盛り込んだ。また五郎八姫はキリシタンだったとされることから手には十字架を持たせた=写真=。

五郎八姫1

黒川社長の店ではこのゆるキャラを使ったハンドタオル(500円)と缶バッジ(200円)を作った。黒川社長は、デザインの使用料などは求めない考えで「このゆるキャラを使って多くの方々に自由にさまざまな商品を開発してもらい、高田開府400年を盛り上げたい」と話している。

問い合わせは同店、電話025-525-2115、メール:blacky@silk.ocn.ne.jp

↓五郎八姫のゆるキャラをデザインした神岡さんの公式サイト
http://www.k-museum.jp/

↓美しいきものくろかわのブログ
http://naoetaoru.exblog.jp/