JR東日本がこのほど行った上越、長野両新幹線沿線などで販売されている駅弁の魅力を競う「駅弁 味の陣2012」の結果が2012年12月19日に発表され、新潟県上越市中央1のホテルハイマートが製造販売している「鱈めし」が最高位の駅弁大将軍に選ばれた。
「駅弁 味の陣」は、今年で上越新幹線開業30周年、長野新幹線開業15周年を迎え、記念事業として行われた。10月上旬から約2か月間の期間中、JR東日本の新潟、長野、高崎、大宮の各支社管内から駅弁23点が参加。管内の駅で駅弁購入者らがはがきかインターネットで「味」、「彩り」、「掛け紙」、「価格」、「地域のこだわり」、「思い出」の6項目で評価した。
他の有名駅弁を退けて約4000件の回答から最も高い評価を得た鱈めしは、1992年に販売が始まった。時間をかけて作った棒鱈の甘露煮と、厳選した大ぶりのたらこなど鱈づくしの弁当で、塩昆布の炊き込みご飯は、上越産コシヒカリを使用している。
鱈めしは1個1100円で、大宮駅や東京駅構内などでも販売。今回の「駅弁 味の陣」の期間中は高崎駅でも販売した。好評でホテルハイマートには続々と注文が寄せられているという。
販売を始めて今年で20年という節目に輝いた栄冠に、山崎邦夫社長は「お客様の声を取り入れながら、まじめに取り組んできたことが評価されたことだと思う」と話した。
◇駅弁味の陣2012公式サイト(ほかの駅弁の順位も掲載)
http://www.ekiben-ajinojin.com/