AR機能充実 妙高市のスマホアプリ「妙高ナビ」

新潟県妙高市は、スマートフォンを使って観光地を探したり、動画を見たり、現在地からのルートを案内するなど、さまざまな機能を盛り込んだ専用アプリ「妙高ナビ」を作成した。Android版、iPhone版が無料でダウンロードできるほか、Docomoのiモードやウェブブラウザでも一部の機能を楽しめる。

観光パンフレットにスマートフォンをかざすと関連動画を見ることができる
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目玉となるのがAR(拡張現実)機能を使ったサービス。アプリのARメニューから入り、観光パンフレットの写真にレンズをかざすと、ジャンルに沿った動画を見ることができる。同市がこのほど発行したA5判の通年版パンフレット「国立公園妙高」はAR機能に対応したもので、温泉やスキーなどのページでスマートフォンをかざすと、動画が流れる。

妙高市役所内でスマホをかざしたら表示された市内施設のエアタグ
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また、「ARタグで検索」を選び、スマートフォンのレンズを周囲にかざすと、観光地やレストランなどがある方向の空間上にエアタグが表示される。タグには現在地からの距離が表示され、タグをタップすると、そこまでの地図と情報が表示され、カーナビのように案内してくれる。

このほか、ゴルフ場やスキー場、施設のバリアフリー情報などを見ることができる。

「妙高ナビ」のトップ画面。SNSなどまだ使えない機能もある。
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市観光商工課では、「アプリはまだ発展途上で、本年度中にジャンルを分けたり、検索機能を付けたりしたい。来年以降、ガイドがいない観光名所などで、周囲の景色にスマートフォンをかざすだけで情報が表示できるようにしたい。また、他の地域と連携して範囲を広げていきたい」と話している。また、スキーやトレッキングなどをした際の消費カロリーや通った軌跡を表示したり、フェイスブックやツイッターを通して情報発信できるSNS機能など、機能を随時拡充していく計画だ。

スマートフォンのアプリは、AndroidはPlayストア、iPhoneはAppStoreから「妙高ナビ」で検索する。AR機能を使う場合は、ARブラウザの「Junaio(ジュナイオ)」もダウンロードしておくと良い(アプリ内にもリンクあり)。