上越市の「たにはま公園」にメガソーラー誘致へ

上越市は2012年11月22日、谷浜地区にある「たにはま公園」で太陽光発電(メガソーラー)を行う民間事業者の募集を始めた。同公園の基本計画見直しががこのほど終わり、未整備となっている東側の用地のうち5万1200平方mを、太陽光発電を行う民間業者に貸すことになった。

たにはま公園は国道8号有間川交差点から約1kmほど陸側に入った高台に位置する。全体65haのうち西側31haについては昨年3月に多目的広場などとして開園したが、未整備の東側34haについては市が地元と協議を重ね、活用方法を模索してきた。今年9月に県が募った大規模太陽光発電候補地として名乗りを上げたところ、複数の事業者から引き合いがあったことから、市は太陽光発電設備とする方針を決めた。

公募期間は22日から12月12日まで。1平方m当たり最低貸付単価は年間87円。申し込みが複数あった場合は希望単価の最も高い事業者に貸し出される。事業者との契約期間は20年。申し込み方法などは市ホームページに掲載されている。

色の付いた場所がメガソーラーの事業者に貸し出す場所(クリックすると上越市ホームページに移動します)
たにはま公園


 たにはま公園は上越火力発電所の埋め立て用土砂を採取した後に整備された。宮越馨市長時代の1997年当初の計画では、温水プールや宿泊施設、レストランなどが予定され約69億円の整備費を見込んでいた。その後、木浦市長時代に市の財政的な負担が大きいことなどから規模が縮小され、村山秀幸市長も見直しを続けてきた。その結果、公園全体の事業規模は総額約6億円となり、東側にはメガソーラー誘致のほか、ドッグランや大型遊具が設置され、2014年度の全面オープンの予定。

↓申し込みのページ
http://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/toshiseibi/tanihama-taiyoukou.html

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