「理由ばらばら 分からない」 厚生産業会館の答申

新潟県上越市の高田区地域協議会が2012年10月30日付で、村山秀幸市長の公約である仮称・厚生産業会館の基本構想案について「不適当」とする答申を提出した。これについて村山市長は11月1日の記者会見で、「理由として、個別の意見が並んでいるだけで、何をおっしゃっているのか分からない」などと述べ、再度答申を求めることを含めて検討する考えを示した。

高田区地域協議会の答申は、基本構想案について「不適当」と結論付けており、その理由として各委員の意見を列記している。

高田区地域協議会の答申(クリックすると答申の全文が表示されます)
答申

村山市長はこの答申について「造るなという意見もあれば、駅前に造れとか、理由がばらばらで答申として受け取るのは難しい」と述べた。その上で「どんな議論がされたのか、議事録を見た上で決めるが、再度答申を求めることもありうるし、わたし自身の判断で進めることもありうる」とした。

市は厚生産業会館を高田公園内に設置するという基本構想案を9月に同協議会に諮問した。10月2日の会合で20人の委員のうち16人が出席し、採決の結果、会長を除いて、賛成2人、反対13人という結果になった。

◇仮称・厚生産業会館の整備検討のこれまでの記事まとめ
https://www.joetsutj.com/articles/51955792