太陽に巨大な虹の輪!でも珍しくないんだって

太陽の周囲に丸い虹の輪が現れる「日暈(ひがさ・にちうん)」あるいは「ハロ」という現象が、2012年5月31日の午前10時前後に新潟県上越地方の上空で見られた。カメラで虹色に輝く輪を激写したのだが、新潟地方気象台では「特定の種類の雲が出れば起きる現象で、珍しくはない」とそっけない。

上越市北城町1の関川近くで撮影した日暈(5月31日午前10時10分)
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同気象台によると、空の高い所にある雲は氷のつぶでできており、太陽からの光がその中を通り抜ける際に屈折を起こすことで発生するという。その場合の雲は、はけで薄く塗ったような状態(巻雲)か、青空が透けるような薄い種類(巻層雲)などで、色は真っ白だという。

日暈は午前10時前から同20分ごろまで現れ、特に10時10分前後には、輪の部分が虹のように輝き、くっきりと見えた。

珍しくない現象だというが、マスコミにたびたび取り上げられている。ネットを検索すると神戸新聞、北海道新聞、長崎新聞、産経ニュースなどに掲載された記事がある。