日本百名山の「みょうこう」がハリウッド進出!

日本百名山の一つで、越後富士とも称され新潟県を代表する山として知られる「妙高山」から名前をとった海上自衛隊の護衛艦「みょうこう」が、公開中のハリウッド映画「バトルシップ」に登場している。

護衛艦みょうこう(出典:海上自衛隊のホームページ)
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護衛艦「みょうこう」は、旧海軍の重巡洋艦「妙高」の流れをくむ2代目で、1994年10月に進水した。1998年8月31日、北朝鮮から発射された大陸間弾道弾「テポドン1号」の軌跡を探知し米軍に提供したほか、1999年3月の能登半島沖不審船事件の際に不審船を追跡した。最近では2012年4月7日、北朝鮮が「衛星」と称する長距離弾道ミサイルの発射に備え、日本海上で迎撃態勢を整えた。

映画への登場は、阪本順治監督の「亡国のイージス」(2005年)で、主役艦の護衛艦「いそかぜ」の役を務めたのが最初。今回はついにハリウッド映画に実名進出である。大ヒット公開中のアメリカ映画、ピーター・バーグ監督の「バトルシップ」で、環太平洋合同演習(リムパック)に参加する本艦役として登場したのだ。その護衛艦「みょうこう」の艦長ナガタを演じているのが浅野忠信で、準主役級ともいえる活躍が注目されている。

映画での「みょうこう」は、船体に「175」という数字が描かれているので、すぐ分かる。せりふでは「こちらみょうこう。了解」という通信連絡が最初。あっけなくエイリアンに撃沈された後、米海軍が「みょうこうが沈みます」と連絡する場面でも出てくる。

映画「バトルシップ」予告編(1分46秒)