高田公園の桜が開花 観桜会会期1週間延長

第87回高田城百万人観桜会が行われている新潟県上越市本城町の高田公園のソメイヨシノが2012年4月16日、開花した。同公園の桜を観察する団体「エコ・グリーン」と、観桜会を主催する上越観光コンベンション協会が基準木に5、6輪の花が咲いたのを確認し、開花を宣言した。また同協会は4月22日までの会期を29日まで1週間延長することを決めた

今年は大雪で気温が低い状態が続いたことなどから、高田の桜の開花は1953年からの気象庁による観測と通算して、史上3番目に遅い開花となった。平年より8日遅く、昨年に比べ4日遅い。

観測史上最も開花が遅かったのは、いわゆる「三年豪雪」の最初の年にあたる1984年で、4月25日。

開花した高田公園の桜(2012年4月16日午前11時半過ぎ撮影)
sakura

2007年秋に気象庁の高田測候所が無人化されて以降、エコ・グリーンが2010年から公園内にある忠霊塔前の樹齢約100年の桜の木を調査木(標準木)として、観桜会を主催する上越観光コンベンション協会とともに開花宣言などを行っている。