新潟県上越市にある上越教育大附属中学校は本年度から生徒全員に一人1台ずつタブレットパソコンを配布して、授業や学校生活での活用に取り組む。2012年4月13日、全校生徒を対象に使い方を試す初めての授業が行われた。
文科省が全国10の学校を対象に実施している情報通信分野の事業の採択を受けて実施した。367人の生徒全員にタッチパネル式の画面が付いたノート型のパソコンを配布し、校内どこでも無線でインターネットに接続できる無線LAN(情報通信網)を整備。また全教室に、50インチの画面に専用のペンで書き込んだり、触ったりして操作できる電子情報ボードを配置した。
タブレットはインターネットでの調べ物など授業での活用はもちろんだが、学校生活全般に活用する計画で、年内には生徒同士が交流したり、共同作業ができる校内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の開設も検討しているという。
13日は、複数人が共同で編集できるソフトを使い、写真や文章を配置するなどして自己紹介シートを作った。生徒はタブレットに搭載されたカメラで自分の顔写真を撮影し、紹介文を書いた。