第6回「写ッセ」大賞は観桜会での記念写真

第6回上越市を彩る写真コンテスト「写ッセ」の審査結果が2012年3月26日、発表された。大賞は新潟県見附市の大野義和さんの作品「ふるさと家族の絆」。高田城と桜を背景にした一見、普通の記念写真。大野さんには賞金20万円と副賞として上越産コシヒカリ10kgが贈られる。

写ッセのホームページ(クリックすると別ウインドで開きます)
写ッセ

大賞の「ふるさと家族の絆」(新潟県見附市、大野義和さん)
01写ッセ大賞

写ッセ特別賞(前島密賞)「使命をおびて」(上越市、佐藤真司さん)
02写ッセ特別賞(前島密)

さくら大賞の「夕暮れ」(静岡県浜松市、鵜飼康裕さん)
03さくら

写ッセは新潟県上越市の魅力を多様な角度から発信してもらおうと毎年行われており、今年から主催が市から上越観光コンベンション協会に変わった。祭りや、風景、上杉謙信の義の心などをテーマに、153人から973点の応募があった。前年に比べて93人363点減った。

日本写真協会の茶谷茂さんと、新潟県写真家協会の上山益男さんの2人が審査した。
 大賞の大野さんの作品は、春の高田公園で撮影した記念写真。茶谷さんは「あいにくの天候でお城や桜はあまり引き立ちませんが、画面からはみ出さんばかりに元気いっぱいの明るい家族の笑顔が楽しい作品」と講評している。

写ッセ特別賞は、日本郵便の父、前島密生誕の地をピーアールすることをテーマとして募集したもので、上越市の佐藤真司さんの「使命をおびて」が受賞した。降りしきる雪の中で女性の郵便配達員の姿を捉えた作品。

このほかさくら大賞に静岡県浜松市の鵜飼康裕さんの「夕暮れ」など各部門ごとの受賞者が発表された。

入賞作品は観光パンフレットなどに使用するという。

表彰式は6月2日に高田図書館内の小川未明文学館市民ギャラリーで行われる予定。