100日間の荒行から僧帰る 冷水かぶり奉告式

新潟県上越市寺町3の日蓮宗妙国寺(中嶋教高住職)で2012年2月16日、100日間の大荒行を終え、帰還を伝える奉告式が行われた。荒行から戻ってきた中嶋住職の二男で同寺の修徒、教大さん(30)ら8人は、冷水を頭からかぶる水行の再現を行い、檀家らの前にたくましく成長した姿を披露した。

100日間の荒行から帰り、水行の再現を行った(動画・5分23秒)

約300年の歴史がある日蓮宗の大荒行は、毎年11月1日から2月10日までの100日間、正中山法華経寺(千葉県市川市)の日蓮宗大荒行堂で行われる。

水行の様子

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「世界三大荒行」と呼ばれ、修行僧はかゆと味噌汁の食事で、睡眠は2時間ほどしかとれない。3時間おきの水行を1日に計7回行い、残りの時間は読経に明け暮れる。あまりの厳しさに修行中に体調を崩す人もおり、過去には死者が出たこともある。

今回は全国から約160人が挑み、ほとんどの僧侶が全うした。教大さんは5年ぶり2度目の荒行で、体重が13kgも落ちたが無事に帰ってきた。

奉告式の水行は午前10時に始まった。この時点での高田の気温は0度。教大さんは共に修行をした北陸地区の僧7人とともに、雪が混じる水場から手桶で水をくみ、大声で経を唱えながら何度も何度も頭から水をかぶった。

水行式後は本堂で約50人の檀家や信徒が参加して奉告式が執り行われ、荒行から帰ってきた8人が読経と祈とうを行った。教大さんは「体調を崩し、眠れない日が続くなど、つらい荒行となった。だが同時に力もついたと思う」と話していた。

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