大雪で稲田諏訪神社の大ケヤキの大枝折れる

新潟県上越市は2012年1月30日、同市稲田1の稲田諏訪神社の境内にある市天然記念物で、樹齢700年とされる「お諏訪さんの大ケヤキ」の大枝2本が雪の重みで折れたと発表した。

幹からまっすぐ上に向かって伸びていた枝が折れた
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同市によると1月28日朝、神社の総代が見付けた。直径50cm前後の2本の大枝が折れて、参道脇の木製灯籠1基を損壊した。

壊れた灯籠(右)と折れて落ちた枝
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大ケヤキは高さ25m、幹の周囲の長さ9.3mの巨木。地元の「諏訪神社大ケヤキ保存会」が手入れや保存に取り組んでいる。

保存会の山田彌市会長は「今年は気温が上がらず、枝に積もった雪が解け落ちず、ずっと積もっていたせいで折れたのかもしれない。大切にしてきたので残念だが、春になって元気を盛り返すよう樹木医と相談したい」と話していた。

今冬の大雪では15日にも、同市浦川原区虫川の白山神社にある、国指定天然記念物で樹齢1200年とされる「虫川の大杉」の大枝が、雪の重みで折れ、神社の屋根を壊した。

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