上越市の電気設備工事業が破産申請へ

上越市港町2の電機設備工事業「広和(こうわ)電業株式会社」(資本金2000万円、従業員12人)は、2011年10月11日付で張り紙を出し、弁護士に事後処理を一任して破産申請の準備に入った。東京商工リサーチ高田支店によると、負債総額は約3億2500万円が見込まれる。

整理・倒産

同社は1970年9月に電機設備工事を目的に創業し、80年9月に法人設立した。上越市内の工場向けに電気設備工事を手がけたほか、2006年には東京都新宿区内に支店を設置し、ゼネコンの下請けとしてマンションの電気設備工事を手がけていた。

ピーク時の2008年6月期には完工高約8億3600万円を計上したが、建設業界全体の厳しさが増す中で、10年6月期には完工高が4億4100万円にまで落ち込んでいた。