歩数に応じて義援金 日本縦断の若者上越入り

東日本大震災の被災地復興へ思いを込めて日本縦断のマラソンにチャレンジしている東京都新宿区の岡田紘樹さん(29)が2011年9月4日、上越市入りした。歩数に応じて義援金を被災地に贈ることにしており、「諦めない心を伝えたい」とゴールの鹿児島県の佐多岬を目指している。

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岡田さんは、「うまい棒」のファンイベントをはじめとしたユニークなイベント企画やバーの店長など多彩な活動をしている。大学時代に約3400kmにおよぶ太平洋側で日本縦断を達成している。今回の震災後、それまでも思い描いていた日本海側での縦断を実際に敢行することを決意。北海道の宗谷岬を8月1日に出発し、野宿をしながら8月28日、新潟県内に入った。

重さ6kgの荷物を背負いながら1日、50~60kmのペースで進む。「被災地も復興への課題が山積み。被災者も先が見えず精神的にとてもつらいと思うが、どれだけつらくても自分に負けずに頑張り、やり続ければいつか良いことは見えてくる」とエールを送る。

4日は午前7時に柏崎市内を出発し、午後0時半過ぎに直江津地区に到着。腰に歩数計を付けており、100歩につき1円の義援金を被災地に贈ることにしている。直江津着時点で約171万歩。ゴールの佐多岬までは計約3000kmの道のりで、9月下旬に到着の予定だ。

マラソンの様子はブログ(http://bakayahooauctions.blog41.fc2.com/)やツイッター@opanponなどで報告している。