第86回謙信公祭が2011年8月20日、開幕した。上杉謙信役を務めるミュージシャンのGACKT(ガクト)さんが上越文化会館で、東日本大震災の被災者への想いやメッセージなどを語るトークイベントを開き、約1500人に義の心の大切さを説いた。
ガクトさんの謙信公祭の出演は2年連続4回目。今回は3月の東日本大震災を受けて、ガクトさん自身が「今こそ義の心を伝えたい」として例年にはないトークイベントを開催した。「GACKT Live Message 今こそ伝える義の心」と名付け、震災や謙信に対する思いなどを語った。
震災直後に「SHOW YOUR HEART」と呼ばれるボランティアネットワークを開設したガクトさん。被災地でのボランティア活動などを振り返り「日本人の心の中に損や得ではかれないものがある。それはやさしさや、困難な状況でも精神を保つこと。その心の美学をこれからも伝えていかなければならない」などと話した。
また、ガクトさんはイベントに先立って上越市の村山秀幸市長らと面談した。トークイベントの後、上杉謙信の墓参りに林泉寺へ向かった
ガクトさんは21日、出陣行列や川中島の合戦の再現に上杉謙信役で出演する。
第86回謙信公祭の公式ホームページ↓
http://www.joetsu-kanko.net/special/86kenshin/index.html>