往年のプロ野球名選手、上越で熱血指導

上越市市制施行40周年記念事業として、元プロ野球選手を集めたイベント「宝くじスポーツフェア ドリーム・ベースボール」(市や財団法人自治総合センターなど主催)が2011年7月31日、上越市頸城区のくびき球場で行われた。通算400勝の金田正一氏(元巨人)をはじめ往年の名選手24人が集結。市内の小中学生を対象とした野球教室や上越市の選抜チームと親善試合などを行った。球場には約2000人が集まった。

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訪れたのは、谷沢健一(元中日)、大島康徳(元日本ハム)ら「名球会」に入った5氏と、大洋で活躍した屋鋪要氏や川尻哲郎氏(元阪神)ら19人。

午前は地元の小中学生約600人を対象とした野球教室が行われた。子供たちはポジションごとに分かれて、元プロ選手から指導を受けた。大洋時代、俊足を生かしたプレーで「スーパーカートリオ」の一人だった屋鋪氏はバッティングを指導。参加者に「シャープにバットを振るんだ」などと熱く語っていた。

川尻氏から教わった春日新田小6年の山森裕登君は「投げる時にためが必要と教わった。勉強になった」と話した。また屋鋪氏から指導を受けた上越教育大学附属中1年の木澤拓未君は「打ち方や足のタイミングの取り方まで一つ一つの指導に納得できた」と満足した様子だった。

午後は、元プロ選手24人が「ドリームチーム」として、市内クラブチームの選手や40歳以上のシニア選手による市選抜チームと対戦。元西武の鈴木健氏が右翼席に本塁打を放つ一方、市選抜チームも鋭い打撃などで反撃し、会場を盛り上げた。

市選抜チームでマウンドに立った信越化学の渡邉一真さん(28)は「さすがは元プロ選手。甘い球をしっかり振ってくる。簡単に空振りが取れなかった」と話していた。

元中日・谷沢健一氏
yazawa

元日本ハム・大島康徳氏
osima

元阪急・松永浩美氏
matunaga

元巨人・金田正一氏
kaneda

元大洋・遠藤一彦氏
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