本町1で風鈴割られる 風鈴街道イン雁木

上越市高田地区の雁木に風鈴をつるして涼しい音色を楽しんでもらうイベント「風鈴街道イン雁木2011」が行われている中、本町1で2011年7月28日朝、雁木下につるされていた7つの風鈴が割られたり持ち去られているのが見付かった。幅広い市民の協力を得て広範囲に実施しているイベントだけに、住民や主催者は憤っている。

割られた風鈴(写真は本町1の太田さん提供)
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雁木の下には風鈴の薄いガラス片が散らばっていた
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27日朝、本町1の太田勝昭さん(72)が自宅前の雁木につるしていた風鈴3つのうち、ガラス製の2つが割られ、鉄製の南部風鈴1つが無くなっているのに気付いた。隣接する美容室など合計3軒の7つの風鈴が被害にあった。

風鈴をつるすイベントは、雁木の保存やまちの活性化などに取り組む「越後高田・雁木ねっとわーく」が高田地区33町内呼びかけて7月20日から実施している。今年で3年目のイベントで、本町1でも毎年町内ぐるみで協力しており、今年も今月中旬からつるしていた。

家の前の風鈴が割られた太田さんは「雁木ねっとわーくの呼び掛けに応じて毎年続けているが、こういうことをする人がいると思うと悔しい」と憤る。イベントを主催している越後高田・雁木ねっとわーくの木村会長は「これまで飲食店が連なる仲町通りで若干の被害があったが、住家の多い町内ではなかった。市民から協力していただくことで成り立っているイベントなので非常に残念だ」と話していた。