新幹線駅東西のまちなみイメージ案まとまる

上越市の新幹線新駅周辺地区まちなみ検討会議(座長=水野一郎・金沢工業大学教授)は2010年12月17日、北陸新幹線上越駅(仮称)の駅舎と駅周辺の在り方についての検討成果をまとめ、村山秀幸市長に提出した。駅舎の東西両側に市が建設する昇降施設のイメージを示し、雁木や桜、妙高山など上越地域の特徴ある取り入れた構想となっている。

新幹線駅東口のイメージ
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新幹線駅西口のイメージ
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駅舎については、鉄道・運輸機構が提示していたデザイン3案のうち、「さくらと雪の平原」をイメージし案を選び、村山市長が16日に同機構に回答している。

17日、検討委が提出したのは、駅舎と駅舎周辺を含む構想で、まちづくりのビジョンを「百年まちづくり~百年先も愛される越後百会のまちづくり~」とした。

東口のまちなみは「動」、西口を「静」をイメージ。東口は地場産の杉を用いたドーム天井の昇降施設のほか、約170mの駅雁木を設置。また一般車と公共交通を別々にしたロータリーを備えた。また東口から自由通路を渡った西口は妙高連山を望める大きなテラスを持つ昇降施設を設置。桜を幾重にも植えた駅前広場を盛り込んだ。

構想を元に市は来年度から昇降施設、駅前広場などの公共施設の実施設計に入る。