どれがいい? 北陸新幹線上越駅のデザイン3種

2014年度末に開業が予定されている北陸新幹線上越駅(仮称)の駅舎デザイン3種類が2010年10月25日、鉄道・運輸機構から上越市に提案された。どれも高田公園の桜や三重櫓、自然などを取り入れている。同市は今後、関係団体や市民の意見などを参考にし、今年12月末までに鉄道・運輸機構に回答する。

鉄道・運輸機構が上越市に提案したデザイン3案
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各案とも駅舎外観を中心にデザインされた。

駅のデザイン(A案)
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A案は高田公園に舞う桜と高田平野の雪景色をテーマに、ガラスに桜吹雪などをイメージさせる模様をプリントしている。

駅のデザイン(B案)
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B案は高田公園の三重櫓をモチーフにして、三重櫓の白壁と格子状の窓などをデザインに取り入れた。

"駅のデザイン(C案)
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C案は高原の木立と風がテーマで、大きなガラスにランダムに取り付けたデザインパネルなどで表現している。

3案は6月に市と新幹線駅周辺地区まちなみ検討会議(座長・水野一郎金沢工業大学教授)の要望を受けて、デザインした。どれも形状は箱型に近く、長さ約320m、幅は最も長いところで約37m、高さは約20m。

市はまちなみ検討会議や市民の意見などを募集した上で、村山秀幸市長が市として案を決め、12月末までに鉄道・運輸機構に回答する。同機構は市の回答を受けて駅舎の実施設計に入る。駅舎の完成は14年度中になる見込み。