上越市内で2010年10月18日夜から、市街地でイノシシの目撃情報が相次いでいる。富岡の県道ではイノシシが車に接触したほか、木田1のスーパー前では3頭が目撃された。けが人などはないが市や警察では付近の住民に注意を呼びかけている。
上越市役所と上越警察署に最近寄せられたイノシシ目撃情報を時系列に並べると次のようになる。
▽10月16日午後9時45分ごろ、主要地方道安塚柿崎線の寺交差点近くのパチンコ店「玉三郎」前を関川方面に向かって数頭のイノシシが走って行くのが目撃された。
▽10月18日午後7時ごろ、通称富岡線(県道板倉直江津線)を稲田から富岡方面に自動車で走行していた女性が中々村新田入り口の三差路付近で、道路を左から右へ横断してきたイノシシと接触。イノシシはそのままバイパスの方に逃げた。自動車はバンパーとタイヤに泥がついた程度で、女性にけがはなかった。
▽10月18日午後7時ごろ、富岡の少年野球場近くの国道18号バイパスの側道を歩いているイノシシ1頭が目撃された。
▽10月18日午後10時55分、運転代行の運転手が県道木田交差点近くのスーパー吉池春日山店前で、3頭のイノシシを目撃。イノシシは自動車に驚き、スーパーと道を挟んだ反対側の空き地の方に逃げていった。
上記のイノシシ目撃情報を地図上にまとめると次のようになる。
このほか、上越教育大学前の畑などでイノシシとみられる足跡などの痕跡が確認されている。
同市によると、本年度のイノシシ目撃情報は18日までに13件で、昨年度1年間の6件の2倍以上だ。