上越出身の絵本作家川端誠氏が絵本直販

上越市出身の絵本作家、川端誠さんが2010年7月上旬、自身の絵本の直販を目的にしたホームページ「お化け屋敷へようこそ」を立ち上げた。川端さんの日記や、著作一覧、講演会情報も組み込まれている。

川端誠さんが開設したホームページ
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川端さんは「ホームページの一番の目的は絵本の販売です。絵本ジャーナル誌『PeeBoo』に関わって絵本の流通を学び、いかに読者と絵本が出会えずにいるかを痛感しました」と、書いている。

絵本は初版の印刷部数が少なく、地方の書店まで行き渡らないことなどを指す。

このため川端さんは、講演会や絵本の「開き読み」を行い、その会場で販売しているが、講演会がなければ読者に届けることができない。

絵本作家が自身のホームページで、自分の描いた絵本を直販するのは、極めて珍しい試みである。

注文方法は、ホームページの注文フォームに必要事項を記入し送信すれば、送料無料で川端さんの絵本が届けられる。希望により川端さんのサインも入れてもらえる。料金は絵本に同封された郵便振替用紙で振り込む。

ファクスで注文する場合の用紙もダウンロードできる。

2003年5月に上越市で開催した講演会での川端さん
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川端さんの絵本は、半数以上が絶版になっており、現在入手できるのは、「鳥の島」「森の木」、落語絵本全14冊、おばけシリーズ4冊など、計36冊となっている。

川端さんは、1952年1月10日に上越市で生まれ、高田高校卒業後に上京、武蔵野美術短大商業デザイン科を卒業。82年にデビュー作「鳥の島」で第5回絵本にっぽん賞を受賞。以後フリーの絵本作家として、精力的な活動を続けている。

紙粘土半立体画面にアクリル絵の具で着彩した質感あふれる技法を使った『鳥の島』『ぴかぴかぷつん』などの作品。版画に着彩した『お化けの縁日』などのお化けシリーズや、『十二支のお正月』などの十二支シリーズ。水彩画で描く木掘り名人のお坊さん『風来坊』シリーズ、『ばけものつかい』『はつてんじん』の落語絵本など、技法とテーマを変えた多くのシリーズがある。

上越市でも絵本原画展や講演会をたびたび開催している。

◇川端誠さんのホームページ「お化け屋敷へようこそ」 
http://www.g-advance.co.jp/obakeyashiki/