船見公園周辺の海岸は、遊泳禁止とはなっていないが、監視員のいる海水浴場でもない。過去10年でこの場所での水難事故死者は5人目となる。
今回の死亡事故を受けて県と市は、消波ブロック付近の水深の深い部分や流れの速い地点を示して注意を呼びかけるチラシを作成。24日から海水浴シーズンが終わる8月下旬まで毎日、このチラシを海岸で配布するほか、広報車を置いて注意を呼びかけるという。
船見公園は1990年に県が設置し、上越市が管理している。公園にはシャワー設備もあり、無料で使えることから、多くの「海水浴客」に利用されている。正式な海水浴場ではないため、シャワー設備は市によると「砂遊びをする人が砂を流すためのもの」という。