茨城産パセリに放射性物質 上越の市場で検出

新潟県は2011年5月12日、上越保健所管内の卸売市場に流通していた茨城県産のパセリから厚労省の暫定規制値(1kg当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。県はこのパセリの販売中止を指示した。

12日に上越保健所が検査したところ、この茨城産のパセリからは暫定規制値の2.22倍に当たる1110ベクレルの放射性セシウムが検出された。販売される前に検査結果が出たため、この卸売市場からは同じ出荷元のパセリは小売店などに流通していない。ただ同じ出荷元のパセリの他の流通経路について県では調査を進めており、このパセリの販売中止を指示している。

県ではこの件についての県民相談窓口を設置した。電話025-280-5205。

県内12の保健所は食品衛生法に基づいて、毎日それぞれ、食用として市場に流通する8種類の野菜の放射性物質を検査している。

12日に市内のスーパーで売っていたパセリ(茨城県産ではありません)
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