地盤沈下警報発令 一部で消雪パイプ停止も

まとまった降雪のため消雪用地下水の揚水量が増加し、地盤沈下のおそれがあるとして新潟県は2011年1月27日午前11時、上越市高田地区を中心とする規制地域に地盤沈下警報を出した。市民に揚水量削減を要請し、一部の路線では消雪パイプを停止するなどして地下水を節水する。

前夜からまとまった雪に見舞われ、気象台によると上越市高田の午前10時現在の積雪は125cm。

県によると同日午前10時現在、上越市栄町と同市本城町(高田公園)の観測井戸の水位低下量が、警報発令基準基準それぞれ7m、8mを上回り、8.62m、9.26mとなった。。このため1月15日に出した注意報を警報に切り替えた。

県と上越市は消雪用地下水を利用している業者や市民などに対し50%の揚水量削減を求めるとともに、あらかじめ定められた計画により、一部の道路で消雪パイプを停止して機械除雪に切り替えたり、散水量を削減する。

警報の発令は昨冬に続いて2年連続。

地盤沈下警報の対象となる区域は下図の濃い黄色の部分。(新潟県ホームページから引用)
一般国道8号の南側で、一般国道18号(上新バイパス)から西側の旧高田市街地を中心とした区域。
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