今、東京・渋谷109で流行に火がついたファッションアイテム「うさ耳ヘッドアクセ」 が上越の店にも登場した。テレビや雑誌で取り上げられ認知度は高まったが、売れ行きはイマイチ。お店や若い女性に聞いてみると、「都会ならいいけど、上越では浮く」「上越では目立ちすぎる」との声が……。
「うさ耳ヘッドアクセ」「うさ耳バンダナ」「うさ耳リボン」「うさ耳ワイヤーカチューシャ」など、いろいろな呼称があるが、通称は「うさ耳」。ウサギの耳の形をしたヘッドアクセサリーで、中にワイヤーが入っているので好きな部分でひとねじりするだけで、ピンと立てたり、曲げたり、簡単にアレンジが可能だ。
柄は豊富で、ダウンヘアに付けるだけで、おしゃれ度をアップしてくれる。ふわっと盛ったアップスタイルでも良く、簡単にカジュアル感、キュート感を盛り上げるこの夏必須のアイテムだとされる。
雑誌Ranzukiで鈴木あやが付けたり、2010年3月の第10回東京ガールズコレクションでは吉川ひなのが付けていた。辻希美、土屋アンナなど芸能人も使っている。マドンナなど海外セレブの御用達としても知られる。
上越市内で「うさ耳」を取り扱っているバロー上越モール内のショップ2店をのぞいてみた。
ファンシー雑貨の「ILLUSIE(イリューシー)」は上越随一の品ぞろえ。カチューシャにうさ耳が付いたタイプと、ターバンタイプの2種類があり、「うちではカチューシャタイプの方が売れます」という。
人気はデニムと花柄。値段は500円から1000円台前半。中心購買層は小学生から高校生だが、ヤンママも買っていくそうだ。
「正直言って、今のところ売れ具合はあまり良くないです。普通の格好で付けても似合わないし、はやりの服装でないと。店に付けて来る人はいますけどね」と話す。
もう1店、「Tome(時女)」に行ってみた。いろいろなターバンタイプが置いてあり、「大人気!ヘッドアクセ♪うさ耳リボン」と書かれたPOPが飾ってある。
客層は10代後半から20代前半が多いという。価格は1000円前後。
店員に聞くと「上越はおしゃれをして行くところがないですからね。派手なので手を出しにくいのかもしれません」と話す。
両店で共通していたのは「うさ耳の流行は夏ごろまで」という点。来年(2011年)はウサギ年なのにな。