4月の県議選へ小林林一氏が事務所開き

4月に予定されている県議選上越市区(定数5)に立候補を表明している現職、小林林一氏(66)=自民公認=の後援会が2011年2月7日、同市五智1で事務所開きを行った。

小林氏の後援会事務所はここ(グーグル地図へのリンク)

あいさつする小林氏
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事務所開きには田中弘邦・上越経済人連盟会長、高鳥修一自民新潟6区支部長、滝沢逸男市議会議長、市議10人のほか直江津地区の町内会長ら合計150人以上が集まった。

神事の後、勝島寅一郎選対本部長が「直江津から県議の火を消してはならない」と支持を呼びかけ、企業後援会を代表して前川秀樹さんが「今さら高田、直江津ではないとはいえ、直江津から県議のバッジがなくなるのはどう考えてもおかしい」と直江津地区出身の県議の必要を訴えた。また上越経済人連盟の田中会長は「上越には5人県議がいるが、なかなか市、県、国との連携がうまく取れていないのは1年生議員が多いせいもある。やはり次期3期目を迎える小林先生が 上越にとって大事な先生」と話した。

小林氏の3期目への期待を述べ応援する田中上越経済人連盟会長
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小林氏はまず自ら経営する小林室内工業が昨年民事再生手続きに入ったことについてわび「おかげさまで会社の方は方向付けができたので、それを踏まえて今回出馬を決意した」と説明(注)。「厳しい選挙だが、上越のことを一番良く知っている県議だからこそ、この地域の課題にこたえることができる」と述べた。15の公約のうち保倉川放水路建設促進について「百年の計を考え、これを何としても進めねばならない。これが私の公約の政治生命の第一のもの」と強調した。

4月の県議選には小林氏のほか、楡井辰雄(58)、市村孝一(49)=いずれも自民公認=、梅谷守(37)=民主公認=、小山芳元(62)=社民公認=の現職4氏、上越市議の近藤彰治氏(60)=みんなの党公認=、上越市議を辞職した無所属、矢野学氏(70)、同じく市議を辞職した無所属、民主推薦の滝沢一成氏(54)、日本共産党上越地区委員長の伊藤誠氏(36)=共産公認=が出馬予定。
定数5に9人が挑む激戦が予想される。

(注)小林氏によると、1月24日に民事再生計画が債権者により可決されており、計画に従い事業を継続していくことが決まっている。