ひげが特徴の自衛隊キャラ「がいし君」登場

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陸上自衛隊高田駐屯地(山内邦彦司令)は創設60周年を記念して、オリジナルキャラクター「がいし君」を作成し、2010年4月19日に発表した。レルヒ少佐が高田に伝えたスキーを軍隊に初めて取り入れた旧軍第13師団長、長岡外史中将をキャラクターに仕立てたもので、プロペラひげと呼ばれた長大な口ひげが特徴。

「がいし君」を発表する山内司令
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がいし君は、駐屯地広報班が昨年末にアイデアを出し、市内の広告代理店にデザインを依頼した。

上越市のピーアールキャラクター「レルヒさん」が人気者になっていることや、昨年末にドラマ「坂の上の雲」で長岡外史が登場したことなどから、駐屯地と市民を結びつける役割を持つキャラクターとして発案したという。

旧軍の制服を着た「旧軍バージョン」と、迷彩服を着た「自衛隊バージョン」の2種類があり、いずれも身長に匹敵するほど誇張した長い口ひげをなびかせている。

長大な口ひげが特徴の長岡外史
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今後、同駐屯地のマスコットとして、名刺やパンフレットに印刷するほか、イベントなどで活躍する予定。

山内司令は「来年が日本スキー発祥100周年にあたる。レルヒ少佐を高田に呼んだのが長岡外史であり、もう一方の当事者でもある。(キャラクターは)上越市と協力して活用していきたい」と述べた。

今月25日には同駐屯地創設60周年記念式典があり、約10年ぶりに行う戦車の体験搭乗や、空挺降下、模擬戦闘訓練、装備品展示などの記念行事が行われる。その中でレルヒさんの着ぐるみとともに、県立看護大の学生が「がいし君」のコスプレを披露する予定。一般開放の時間は午前9時から午後3時。