幸せを呼ぶ白いナマコ


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瀬戸内海などでは「縁起がいい」「幸せを呼ぶ」と言われ、珍重されている白いナマコが、上越市立水族博物館で、2010年3月18日から展示されています。

ナマコは体の色により、アカナマコ、アオナマコ、クロナマコ(クロコ)などと呼び分けていますが、種類としてはマナマコです。展示されているのもマナマコですが、突然変異で色素がないアルビノ(白化個体)で、大変珍しいということです。

マナマコは日本近海で普通に見られるナマコで、重要な食用種です。特に内臓の塩辛「コノワタ」は、珍味として知られています。

ホワイトデー2日前の3月12日に姫川漁港内で潜水採取されたもので、同館に寄贈されました。体長は15センチ。同館で展示するのは始めてです。

水槽に張り付いていることも多いのですが、砂利の上をもそもそと動く姿はかわいらしく、愛嬌があります。なんだか、癒されますね。