妙高市が募集していた観光PRキャラクターが、同市の象徴である妙高山をモチーフにした「ミョーコーさん」に決まり、デザインが発表された。年内に着ぐるみが完成し、来年1月のスキー100周年イベントでデビューする予定だ。
ミョーコーさんは同市在住の主婦、斉藤京子さん(34)のデザイン。男性的で触るとごつごつしており、腹の部分に雪形の「はね馬」のマークがある。ヒーロー的存在だが、焦ると7種類、5つの泉質、3色の温泉の汗をかくという。
募集は妙高市民と出身者などを対象に、2010年7月5日から9月10日まで行われ、99点の応募があった。選考の参考資料として、同市の中学生約1000人の人気投票でトップテンを選び、観光関係者8人による選考委員会が最終決定した。ミョーコーさんは、中学生の人気投票でも、選考委員の中でも一番人気だったという。
着ぐるみは今年12月20日ごろに完成し、2011年1月15、16日に赤倉観光リゾートスキー場で開かれる「スキー100周年感謝祭」で披露される。また、日本最大のゆるキャラの祭典「ゆるキャラまつり」への参加も、来年予定している。
ほかに市内外のイベント参加や、観光パンフレットへの活用など、さまざまなシーンでの活躍が期待されている。
同市の観光商工課交流推進係では「観光PRの顔として、市民の皆さんから愛されるキャラクターになってほしい」と話している。