映画「アンを探して」の監督らが上越でPR

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「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でロケをした映画、「アンを探して」の監督やプロデューサーの一行3人が乗った宣伝キャラバンカーが2010年6月18日、9月に上映会を予定している上越市本町6の高田世界館を訪れた。全国の映画館などを巡る旅の中ほどで、上越が59日目だという。


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来越したのは、本作が初監督作品の宮平貴子さん(31)、エグゼクティブプロデューサーで、映画「Keiko」「ケニー」などの監督作品で知られるクロード・ガニオンさん(60)と、妻でプロデューサーのユリ・ヨシムラ・ガニオンさん(62)の3人。

一行は4月21日に沖縄県の那覇を小型のキャンピングカーで出発して北上、長野県から上越入りした。当初は約80日かけて全国を縦断する7000キロの旅を予定していたが、計画の中ほどですでに車の走行距離は8500キロを突破した。

宮平監督は「映画は製作者から観客までの距離が遠く、自分の作った映画がどこでかかっているか分からない。映画が好きで、映画館がこの地域に必要だという人がたくさんいることを感じながら、旅をしている」と話す。

旅の様子はブログやツイッターを通じて世界や全国へ情報発信している。

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来年100周年を迎える高田世界館の内部や映写室を見学し、「100年も前の建物が残っていることに感動した。ここで上映できるのはうれしい」と話していた。

映画「アンを探して」は、2008年にプリンスエドワード島でオールロケを敢行し09年末に劇場公開。これまで全国21か所で上映した。県内では新潟市と十日町市で上映している。

17歳の日本人少女が、今は亡き祖母の初恋相手を探すため、プリンス・エドワード島に単身訪れる。悲しみに閉ざされていた彼女の心は、島で暮らす人々との温かい交流を通して少しずつ癒され、成長していくという感動的な人間ドラマ。世界一美しいと言われる島の自然と、女たちの哀しくも美しい運命に涙を誘われる。

上越市での上映会は9月12日に高田世界館で行われる。詳細は未定。

 「アンを探して」の予告編

公式サイト
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ブログ(アンを探して Looking for Anne)
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