有料動画の利用料かたる架空請求詐欺で上越市の30代男性が190万円被害

上越警察署は2017年8月2日、新潟県上越市在住の30代男性から架空請求詐欺の被害届を受理したと発表した。男性は「有料動画の未納料金がある」と書かれたメールを受け取り、190万円をだまし取られた。

同署によると、男性のスマートフォンに2017年7月11日、「有料動画の未納料金がある。本日中に連絡がない場合、法的手続きに移行する」と書かれたショートメールが届いた。男性がメールに書かれた番号に電話すると、相手の男から「電子マネーギフト券で未納料金を払ってほしい。後日、金額の95%を返金する」と言われたという。男性は7月14日までに、複数のコンビニエンスストアで5万円分の電子マネーギフト券を計38枚購入。男にギフト券の番号を伝え、合計190万円をだまし取られた。男性は、返金の期日になっても男から連絡がなかったため、だまされたと気付いた。

同署管内で今年確認されている特殊詐欺の被害件数は、8月2日現在13件で、被害額は約2140万円。同署は「7月下旬から、詐欺の前兆電話が相次いでいる。怪しい連絡を受けた場合は、警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

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