紅葉見頃の妙高山といもり池を一望 妙高高原ビジターセンター 施設建て替え仮オープン中

老朽化のため建て替え工事が行われていた新潟県妙高市関川の「妙高高原ビジターセンター」は、2021年9月末におおよその工事を終え、10月9日から仮オープンしている。開放している休憩スペースからは、現在見頃を迎えているいもり池周辺の紅葉と、妙高山の競演を楽しむことができる。

妙高山といもり池を一望できる休憩スペース
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旧センターは1983年にオープンし、季節の草花や野鳥を楽しめるスポットとして年間約10万人が訪れていた。2019年9月末に一時閉館し、環境省による新築工事が行われた。現在は内装の一部の工事を行っており、観光客が多く訪れる秋の行楽シーズンに合わせ、休憩スペースとトイレのみを開放している。

建て替えられたビジターセンター。駐車場は約50台。
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建物は木造平屋建てで、広さは約840平方mと、旧センターの2倍以上。広々とした休憩スペースにはテーブル席やソファーなど50席があり、いもり池側の大窓からは妙高山と池を一望できる。Wi-Fiも完備しており、施設入り口にあるインフォメーションセンターでは、周辺の観光案内などを行っている。

テーブルやカウンター、ソファーなど50席を設備
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いもり池周辺は現在ヤマモミジやハウチワカエデなどが色付いており、30日は朝から紅葉狩りを楽しむ多くの人でにぎわっていた。糸魚川市から夫婦で訪れていた会社員の50代男性は「仮オープンしたと聞いて初めて来た。ゆっくりできる雰囲気で、妙高山も紅葉も楽しめる眺めが最高」と笑みを浮かべた。

来年4月の本格オープンには、カフェとミュージアムショップが開設されるほか、妙高の四季の自然を紹介する展示室や、クラフトなどの講座を行う工作室を利用できる。

本格オープン後利用できる工作室
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松井茂館長は「建物内からすぐ湖畔に出られて、家族連れや高齢者の方まで気軽に自然に触れられる。景色を楽しみながらゆっくり過ごしていただければ」と話している。

11月いっぱいは無休で、開館時間は午前9時から午後5時まで。

妙高高原ビジターセンター