新潟県妙高市の鮎正宗酒造は2016年7月7日、妙高市産の米と麹だけを原料に使った3種類の甘酒を新発売する。上越、妙高両市で、夏季のみの限定発売。
商品を企画した飯吉由美さんは「東京に住んでいたとき、帰省するたびに地元産の土産が少ないことが残念だった。自分がもらったらうれしくなるような製品を作りたかった」と話す。
同社では9年前から玄米を使った甘酒「玄気の舞」を通年発売しており、年々人気が高まっている。新発売する「妙高産米で造った甘ざけ」は「白米」「玄米」「古代米入り」の3種類がある。糖類、保存料は一切使用せず、アルコール分がゼロなので子供も安心して飲める。
寒い季節のイメージが強い「甘酒」だが、俳句では夏の季語。江戸時代には“夏バテ対策”の飲み物として親しまれ、甘酒売りが夏の風物詩になっていた。飯吉さんによると、「甘酒は栄養価が高いだけではなく、多糖類なので血糖値が急に上がらず、体に優しい飲み物」と話す。1回30ccほど飲むだけで十分だという。冷やしてそのまま飲むほか、牛乳や豆乳で割ったり、ヨーグルトにかけるなど甘味料の代わりに使える。
いずれも500ml入りで、各960円(税込み)。贈答用に最適の3本セットは3000円(同)、古代米と白米の2本セットは2000円(同)。
取り扱っている店については同社へ。0255-75-2231。