作家の手作りシャツ姿で直江津彩る 「なおえつ うみまちアート」展示写真を撮影

新潟県上越市の直江津地区で開催予定の芸術イベント「なおえつ うみまちアート」(2021年8月1日〜9月26日)で展示される写真の撮影会が7月3日、船見公園の海岸で行われた。作家手作りのシャツを着た市民ら45人が参加し、直江津の海を背にさまざまなポーズで撮影に臨んだ。

和気あいあいと進められた撮影会
20210703うみまちアートシャツ撮影会

直江津地区の活性化を目指して8組の作家が参加するうみまちアートは、市民が作品制作に参加するなど、作家と市民が一体となってアートを楽しむイベントとなっている。

撮影会は、国内外で活動する画家の松岡亮さんによる作品「動く。動き出す。遊び。」の一環で実施した。松岡さんが直江津で感じたことを、色とりどりの布を白シャツにコラージュして表現。そのシャツを市民らが着て生活することで直江津の風景を彩るというプロジェクトで、撮影会は会期中に展示する参加者の集合写真を撮るため行われた。

海岸には、シャツを着た親子や友人同士など老若男女が集まり、松岡さんが指名した東京都の写真家、ロビション亜弥野さんがカメラマンを務めた。参加者は海を背に横一列に並んだりジャンプをしたりし、和気あいあいと撮影が行われた。

横一列に並ぶなどさまざまなポーズで撮影が行われた
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娘と参加した同市下門前の女性(41)は、すでにシャツを着て買い物に出掛けたといい、「声を掛けてくる人もいて会話のきっかけになった。今日初めて自分以外にシャツを着た人に会えて、初対面でも一体感をもって撮影できた」と話していた。

写真は会期中、安国寺通り特設会場で展示される。市民らが着たシャツは9月に回収し、松岡さんが一枚につなげて新たな作品を制作する予定。

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