上越動物保護管理センターからオス猫脱走 県が情報提供呼び掛け

2019年6月24日午後、新潟県上越市中正善寺の上越動物保護管理センターで引き取り、飼養中だった猫1匹が逃げ出した。猫は未だ見つかっていない。同日、上越地域振興局健康福祉環境部が発表した。

キジトラ柄の猫(イメージ写真)
キジトラ_S

同部生活衛生課によると猫がいなくなったことに気付いたのは24日午後1時30分頃。逃げ出した猫はミックスのオスで、毛色はキジトラ。年齢は不明だが、成猫だという。

同課によると今月21日午後2時頃、何らかの事情で猫が飼えなくなった上越市内の飼い主から猫1匹を引き取り、同センターの猫舎でケージに収容して飼養していた。24日午前9時30分頃にはケージ内の猫に給餌を行った。同日は室内の気温や湿度が高かったことや、室内の臭気を換気するため、ケージの扉を閉めた後、猫舎の二重扉を開けた状態にしていたという。同日午後1時30分頃、職員が猫舎内を確認したところ、猫の姿がないことを発見。ケージの扉のちょうつがい部分3か所のうち1か所が外れていた。

同課は引き取り申請をした飼い主に謝罪し、センター内に捕獲箱を設置すると共に近隣パトロールを行うという。近隣住民への注意喚起や、逃げ出した猫の保護や再発防止に努めるとし、同課担当者は「諦めずに探していきたい。外飼をしていた猫で人馴れしていないため、爪をたてられることもある。無理に近づかず、連絡(025-524-6135)をしていただけたら」と話している。