高田公園ソフトボール場は年内で廃止 駐車場と広場を整備 補正予算で前倒し

新潟県上越市は高田公園内にあるソフトボール場を今年いっぱいで廃止し、跡地は駐車場と芝生の多目的広場として整備する。整備は2017、18年度の2か年で行う予定だったが、10月に成立した国の補正予算を活用して前倒し、来年度内に完成することになった。

今回のソフトボール場の廃止は、高田公園基本計画の改訂に伴う「短期整備計画」や「公の施設の再配置計画」によるもので、来年度オープンする(仮称)厚生産業会館の建設に合わせて、憩いの場や交流の場を整備する。厚生産業会館には、約200台の駐車場が併設される予定だが、公園内には、野球場や陸上競技場、図書館があり、複数のイベントなどが重なった場合でもソフトボール場の跡地整備で対応できるようになる。

高田公園ソフトボール場
DSC_9652

ソフトボール場の広さは約1万8000平方m。北側の約1万1000平方mを芝生の多目的広場にして、大型の遊具なども設置する。南側の約7000平方mを概ね200台分を確保した駐車場にする。

当初は2017年度に駐車場、2018年度に広場を整備する方針だったが、国の補正予算で本年度に一括して予算化した。2日の市議会臨時会で、ソフトボール場を年内で廃止し、整備費用の全額に当たる1億8632万円を増額する補正予算が可決された。

現在、市は実施設計を行っており、工事は本年度内に発注し、来年度中に完成する予定。