2年連続で暖冬少雪に 上越市高田の累計降雪量は平年の4割 最深積雪は70cm

新潟県上越市高田の今冬(2016年12月~2017年2月)は、最深積雪が70cmで平年の6割、累計降雪量も平年の4割だった。平均気温は平年より0.8度高く、2年連続の“暖冬少雪”になった。なお、2017年2月28日午後2時に積雪がゼロになった。

中央橋から見た妙高連峰と南葉山(2月28日)
妙高連峰

新潟地方気象台の観測によると、今冬の最深積雪は1月14日に記録した70cmで、平年(122cm)より50cm以上少なかった。3か月間の累計降雪量は230cmで、平年(532cm)の4割ほどとなった。

平均気温は12月が6.4度(平年5.3度)、1月が2.9度(平年2.4度)、2月が3.1度(平年2.4度)と、いずれも平年を上回った。3か月の平均は4.1度で、平年(3.3度)より0.8度高かった。最低気温は1月26日に記録した氷点下3.2度。最高気温が0度以下の「真冬日」はなかった。

一方で雨の日が多く、3か月間の降水量は1223.5mmとなり、平年の1104.1mmを上回った。

新潟地方気象台は「西の方から寒気が入ってくることが多く、山陰や近畿地方は一時大雪になったが、北陸地方は“暖冬少雪”と言えるのではないか。平野部では雨が多かったが、標高の高い所では雪になる所が多かった」と話す。