どんぶり型カップめん「明星チャルメラどんぶり」の新シリーズとして、新潟県妙高市の伝統的な発酵調味料かんずりを使った「新潟かんずり 旨辛みそラーメン」が2019年1月14日に発売される。
“ご当地調味料”にスポットを当てたシリーズ第1弾。「大分柚子胡椒 鶏白湯ラーメン」とともに全国で発売される。希望小売価格は180円(税別)。
「新潟かんずり 旨辛みそラーメン」は、ポークエキスをベースに数種類のみそと香味野菜で風味を調えたスープに、赤みそ、麹、柚胡椒フレーバーと唐辛子を加えてかんずりらしさを表現した。食べやすい細麺で、かやくはキャベツ、にんじん、コーンが入っている。かんずりを配合した特製ペースト付き。
妙高市西条のかんずりでは「ペーストに使用しているのは加熱処理をしていない生かんずり。これまで生麺タイプや袋麺はあるが、初めてカップめんで使っていただいた。パッケージに大きく瓶やラベルを入れていただき、ありがたい。ラーメンにもかんずりが合うことが広がるよう期待している」と話す。
1月20日、妙高市の風物詩でもある原料の唐辛子の雪さらし作業が、同社近くの雪原で行われる。当日、明星食品の協賛で「新潟かんずり 旨辛みそラーメン」の試食会を開催し、来場者にふるまう予定。時間は午前10時、午後2時からの2回。
ひと足お先に試食会
明星食品からサンプルが送られてきたので、試食してみた。
ふたを開けると粉末スープと、かんずり入りの特製ペーストは別袋で入っている。粉末スープを麺の上にかけて熱湯を注き3分間。最後にペーストを入れて出来上がり。
試食開始。ふたをはぐると、かんずりとゆず、みその香りが湯気とともに立ち上り、ぐっと食欲が増してくる。まずはスープを一口。色が赤くてとても辛そうに見えるが、飲んでみるとそうでもない。「旨辛」というのがぴったりで、非常にバランスが良いスープである。麺は細めで、しなやかな食感だ。
食べ進むにつれ、体がぽかぽかと温まってきた。唐辛子に含まれるカプサイシンの効果だろうか。一年でもっとも寒い「寒」の時期に発売したのもうなづける。
風味の良さにつられスープを飲み干したら、最後はかなり辛かった。辛いのが苦手な方は、ご注意を。
◇かんずり公式サイト http://kanzuri.com/