「ほらガール」結成 新潟県立看護大生が謙信公祭で披露

“ほらガール"いざ出陣! 県立看護大の学生たちが2016年8月に新潟県上越市で開催される謙信公祭でほら貝を披露する。本番に向けた練習会がこのほど始まり、学生たちは真剣な表情で取り組んでいる。

初めてのほら貝に挑戦する学生たち
20160613ほらがーる

参加するのは、同大の野村憲一教授の元で芸能を学ぶ、男子学生2人を含む16人らで、8月21日に行われる同祭出陣行列に参加予定だ。当日は上杉謙信の時代に実際に行われていたとされるほら貝奏法の再現に、衣装を身にまとって参加する。

学生たちの指導や本番のサポートは、ほら貝愛好団体「白山龍鳴会」(安間久弥会長、本部・愛知県豊川市)が務める。野村教授が同会に参加している縁から今回実現した。同会顧問の神谷明彦さん(52)は「学生たちが集まってほら貝を吹くことは全国的にも珍しいこと。地元の祭りで披露できることは素晴らしいし、本番で成功して今後も継続していくことを願う」と話す。

6月12日に同大で行われた練習会には参加する大半の学生が出席した。一人に1個、ほら貝が渡され、講師役の同会メンバー5人がほら貝に初めて触れる学生たちに、ほら貝の特徴や持ち方、基本動作や吹き方などを指導。学生たちはほら貝を口に当て、息を吹きかけると、すぐに「ブォー」と音を出した学生の姿も。中にはなかなかうまく音が出せずに苦労する姿もあった。

2年生の女子学生(20)は「野村先生の(ほら貝)を吹かせてもらったことがあり、前から興味はあった。神聖な感じ。本番に向け、楽しみながらも真剣に取り組みたい」と話していた。

次回の練習会は7月に予定されている。

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