妙高市桶海のアパリゾート上越妙高で、7つのゾーンごとに違った演出が楽しめる「アパリュージョン2018」が2018年6月20日から始まった。約160万個のLED電球を使った異次元体験が楽しめる。会期は11月15日まで。
昨年まで4年間にわたり実施したサマーイルミネーションを一新したもので、アパグループの元谷一志社長は「アパが織りなすイリュージョンという意味で、アパリュージョンと名付けた。7つのゾーンで一つ一つの世界観を楽しんでほしい」と話す。
演出を担当した夜景評論家の丸々もとおさんは「規模の競い合いを経て、一年中イルミネーションが見られる時代。想像を超えて喜怒哀楽にリーチするイルミネーションを作る新時代になった」と自信作を語った。
今回、ギネス世界記録に認定された「最大のLED彫刻」、「最大の水面プロジェクション」も含め、ゾーンごとに見どころを紹介する。コースは約1.7kmで、所要時間は90分が目安。
①ミルキーウェイ(天の川)
旧ゴルフ場のフェアウェイを利用し、夏から秋の星座を表現。ゲート近くにある早見表を手がかりに自分の星座を探し、「恋人の聖地」で鐘を鳴らし、願いを天に届けよう。
②ナイトサファリ
ゾーンとゾーンをつなぐ光のトンネルを抜けると、カラフルで怪しげな雰囲気に一変する。キリンやペンギン、白鳥のほか、暗闇に目玉だけ光る怖い動物も。6チャンネルの立体音響も迫力がある。
③オーロラショー
レーザー機器を3台使った国内最大級のオーロラショー。オリジナル楽曲に合わせ、視界いっぱいに広がる幻想的な世界が楽しめる。ショーは約5分間で、次回上映までのインターバルは10分。
④戦国時代にタイムトリップ
上杉謙信が栄華を極めた戦国時代にタイムトリップ。合戦の音、かがり火がともる重厚な雰囲気。鎧を来た武将の目が怪しげに光る。
⑤光の彫刻
⑥水面プロジェクションマッピング
「最大の水面プロジェクション」としてギネス世界記録に認定された新演出。2400平方mの水面に、大型プロジェクター10台」を使って水面に映像を映す。所要時間は約7分で、次回上映まで8分。
物語は赤倉温泉で生涯を閉じた近代美術の祖、岡倉天心のオペラ戯曲「白狐」をアレンジした。婚約者を奪われ落胆する領主に恩返しするため、命を助けられた白狐が婚約者に姿を変え領主と幸せに暮らす。しかし、姫が領主を探していることを知り、白狐は嘆きのうちに領主の元を立ち去るというストーリー。
⑦グラウンドイルミネーション
見渡すかぎりの星に囲まれた青い宇宙空間にタイムスリップした感覚。眺める角度で異なる表情をみせる“超立体星座”による不思議な体験ができる。
オープニング3日間は女性無料
オープン初日の6月20日から22日までの3日間は、女性が入場無料になる。
入場料は一般1500円、小学生1000円(いずれも税込み)。未就学児無料。会期は11月15日まで。時間は8月31日までは午後6〜11時(最終入場午後10時)、9月1日から11月15日までは午後5〜10時(最終入場午後9時)。問い合わせは、アパリゾート上越妙高0255-82-4111。