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2021上越市長選 中川幹太氏が初当選 分厚い組織の野澤朗氏を草の根で破る

1か月前

任期満了に伴う上越市長選は2021年10月31日投開票され、元市議中川幹太氏(46)が前副市長の野澤朗氏(64)を破り初当選した。いずれも無所属新人同士の一騎打ちは、草の根に徹してきた中川氏が分厚い組織戦を展開した野澤氏を8600票差で下した。投票率は66.09%だった。

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中川幹太 54954
 

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野澤 朗 46354

得票数計 101308票
無効票    3257票
開票率100% 選管確定(11月1日午前1時20分)

中川幹太氏が初当選

前回初挑戦の市長選では、現職の村山秀幸市長に1462票差まで迫って涙を飲んだが、その後も全世帯訪問を目標に草の根運動で支持を積み重ねた。

西本町1の事務所で50人近くの支持者とともに開票を見守った。午後11時過ぎ3回目の選管発表で得票が半数を超えると、全員で万歳三唱。中川氏は「大きな組織に頼らなくても皆さんと一緒にやれば勝てるということが実証された。皆さんともに上越市政を作って行きましょう。これからがスタート。世界にPRできて、たくさんの若者が来る上越市にしたい」と喜びを爆発させた。

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報道陣の取材に対し中川氏は「政策を実行して市民の幸せにつながるようにする責任を重々感じながら突き進んでいきたい」と語った。今回の選挙戦について「向こうはものすごい組織力で、どちらかと言えば私の方がチャレンジャー。わたしの力ではなく皆さんの応援のおかげ」と振り返った。

初当選を喜ぶ支持者ら
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市長選出馬を断念し政策協定を結んで中川氏支援に回った元市長の宮越馨市議について「宮越さんの組織力は本当に助かった。政策は非常に重なる部分たくさんあり、協力しながら宮越さんの能力を最大限活かしながらやっていきたい」とした上で、「権力ある立場でなくアドバイスしていただく」と話した。宮越氏は「最高だ。中川市長誕生に力添えできて喜ばしい。これまでの守りの市政から攻めの市政に転じるよう協力していきたい」と話した。

選対本部長の秋山三枝子県議は「自発的に応援してくれる方々に支えていただいた一方、中川本人が一人一人に足を運んだことの底力の結果だと思う」と話した。

敗れた野澤氏「主張が届かなかった」

野澤陣営は新光町1の上越商工会議所大ホールで応援市議をはじめ約80人の支持者らが集まり、開票を見守った。午後11時の速報まで中川氏と票数が同じで、内山米六選対本部長も「並走状態」と話していたが、その後テレビ画面に映しだされる開票所の票の束が、次第に中川氏に多く積まれると、会場には落胆の空気が漂った。

敗戦の弁を述べる野澤氏
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勝利に沸き立つ中川陣営のテレビ中継がステージの大画面に映し出される中、マイクを持った野澤氏は「これほどまでに多くの皆さんにお支えいただきありがとうございました」と頭を下げた。そして「組織対草の根、保守対革新、実績対若さといった表現や見方をされることに違和感を感じながら戦った。最後の3日間で40〜50代の方がフェイスブックなどを使ってさまざまな動きがあったことが、私自身のいろいろな活動の集大成だったと思う」と選挙戦を振り返った。

支援市議らも開票を見守った
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内山選対本部長は「選対本部長の力不足でおわび申し上げる。野澤朗が訴えてきた政策や思いや考えは間違ってはいない。中川氏の今後の政策や予算執行については議員の皆様の監視が必要になってくる」と、開票を見守った市議らに呼び掛けた。

報道陣の取材に対し野澤氏は、敗因について「素直に主張が市民に届かなかった」と語り、新市長の中川氏に対しては「大事な4年間になるので、全身全霊をかけて彼らしくやってもらいたい」と話した。