高田城址公園観桜会のぼんぼり設置始まる 26日に開幕

新潟県上越市の春の一大イベント「第97回高田城址公園観桜会」(3月26日〜4月10日)に向けて2022年3月14日、会場でぼんぼりの設置作業が始まった。雨が降る中、業者の手で桜色のぼんぼりが次々に取り付けられ、雪が残る園内に彩りを添えた。

支柱にぼんぼりを取り付ける業者
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昨年、一昨年と新型コロナウイルスの影響で大規模な縮小開催となった観桜会。今年もステージイベントやパレードなどは行われないが、3年ぶりに公園内での飲食が可能となり、上越地域3市からの出店に限り露店が並ぶほか、ぼんぼりの点灯やライトアップが行われる。

また、近年は桜の開花が早い傾向にあることから、今年は例年より会期を早めた。初となる3月中の開幕に向け、会場では露店の設営などの準備が着々と進んでいる。

露店の設営準備が行われている園内
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ぼんぼりは、支柱の上に取り付ける「立ちぼんぼり」と、柱と柱の間につるす「つりぼんぼり」など計約3000個を設置する。今年は園内に積雪が残っているため、除雪もしながら業者4人で作業を進めている。業者の男性は「大変だが、今週中には終わらせたい」と話していた。

観桜会を主催する上越観光コンベンション協会の担当者は「桜を見て明るい気持ちになってもらえるよう、感染対策に万全を期して開催したい。飲食はできるが、少人数で短時間、人との間隔を空けることを守り、気持ちよくお花見を楽しんでもらえたら」と呼び掛けている。

日本気象協会によると、同公園の桜の開花予想日は13日時点の発表で4月4日、満開は4月9日となっている。

高田図書館前に立つ早咲きの品種「薄寒桜」はすでに数輪花を咲かせている
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