ごみ収集業者が新型コロナ感染で上越市3区の収集休止

新潟県上越市の安塚区、浦川原区、大島区のごみ収集業務を同市から委託されている環境サービス(浦川原区横川)は2021年5月16日、社員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市は17日、安塚、浦川原両区のごみ収集を休止し、18日は大島区を含め3区の収集を休止する。

同社によると、感染したのは同社に勤務する60代男性。男性は9日に感染が発表された同市の70代無職男性と、4日に1時間ほど車に同乗する機会があった。14日に70代男性の感染を知り、自ら保健所に相談。濃厚接触者に当たることが分かったため15日にPCR検査を実施し、16日に陽性が判明した。発熱と味覚異常の症状があり、軽症だという。

男性はごみ収集や不特定多数と接する業務ではなく、14日まで勤務していた。同社と関連会社を含め5人が濃厚接触者、1人がPCR検査対象者とされ、同社では17日、関連会社を含め全従業員約60人に自主的にPCR検査を実施している。

市は16日夜、防災行政無線などで3区の住民にごみ収集の休止を周知。19日には同社や関連会社でごみ収集業務を再開する予定としている。

市生活環境課は「ご不便をお掛けし申し訳ない。ほかのごみ収集業者にも感染防止対策の徹底をお願いした」と話している。